目次
素敵なところご紹介「高梁市図書館」
4F 図書館
キッズライブラリー
4階は、完全に独立したキッズライブラリーになっています。
子どもが大きい声を出したり、泣いてしまうと周りに気を遣って、”早く帰らないと” って考えてしまいますよね。
子どもに「図書館だから静かにしようね。」と注意しなくてもいいんです!
もちろん、周りへの配慮は必要ですよ!
でも、ここでは、自由にのびのび、本を楽しめる環境を用意してくれています。
周りが山の多い地区なので、周りの風景にもマッチする様に緑のカーペットにして、公園のような雰囲気になるようこだわりが見られます。
4階は大きく分けて部屋が2つあります。
手前が、”読み物”とか”学ぶ”というジャンルで小学生以上の子どもが利用しやすいスペース。
「子どもといってもお兄さんやお姉さんからしたら”弟や妹と一緒にしないでよ”という気持ちがあったりすると思うので、部屋を分けて”お兄ちゃんお姉ちゃんは落ち着いてこっちで本を読んでね”という風に出来るようにしています。」
と、”子どもの心理を理解し、配慮した環境”にしてくれているのだと知り感動です!
子供が複数の家族連れには有り難い環境です!少し歳が離れていると、読む本も、読み方も違います。
こういった形で、空間が区切られていると、普段、きょうだいのお世話を手伝ってくれているお兄ちゃん、お姉ちゃんも、我慢することなく、満足いくまで集中して本を選んだり、読んだり、満喫できること間違いないです!!
椅子の高さも2つの部屋で高さを変えているそうです!
子どもの体の大きさに合わせて、お兄ちゃんお姉ちゃんはちょっと大きい椅子。
これは自動貸出機です!
最近スーパーでもよく見かける子どもと一緒にお会計ができるレジありますよね?
子どもは”お仕事体験”感覚でしたがりますよね?
そんな子どもの願望を図書館でも体験できちゃう♪
この機械、お子さんが自分で本を持ってきて簡単に貸出が出来ちゃいます!
「お母さんより先にお子さんが覚えて使ったりしています。お子さんがお母さんに教えたりしていることもありますよ。小さい子もこの台に乗って一生懸命スタートを押しています。」とのこと。
さっそくやってみましょう♪
借りる本を置いて、スタートボタンを押すと、何冊積んでいても、自動で読み取ってくれます!
画面の数字、見えますか?
指定された場所に本を積み上げて置くだけで…勝手に機械が読み取って、4冊だったら画面に「4冊」と、表示されるんです!
タイトルも出てくるので確認して貸出ボタンを押すだけ。
「お子さんに「数えてごらん」って言って一緒に数えて、「ホントだ!合ってる!」と楽しんで借りて頂けています。」と、お話くださいました。
もし、お母さんが下の子と違うところに居たとしても、スタッフさんが一緒にしてくれるので安心ですね♪
4F テラス
ガラス張りのドアを開けると開放的な空間が広がっています!
部屋と部屋の真ん中に、広いテラスがあるんです!
持ち込みで飲食が可能なんです♪
お弁当を持ってきて食べたり、軽食もここで済ませたりできます。
「4階のテラスで持ち込み飲食できるというのは結構話題になっていて土日・休日になると結構埋まっていて、皆さんお弁当広げています。
よく見かけるのが三世代家族です。
ショピングセンターとかだと、皆がバラバラの時間を過ごしたりおじいちゃんおばあちゃんが疲れたり、座る場所もなかったりしますが、ここだと、皆が好きに時間を使いながら一緒に1日過ごせます。
親子で来られる方はいるだろうと思っていましたが、三世代で来て頂ける方がこんなにいるのがびっくりでしたね。」
スタッフの方が思っていた以上の人気スペースで休日になるとみなさん自由に楽しまれているようです♪
元気な子どもが退屈してしまった時の気分転換に遊具もあるんですよ!
こんなに広いスペースと図書館とは思えない充実した遊具。子どもが元気いっぱい遊ぶ姿が目に浮かびます。
ただ気持ちよく風にあたりに来たおじいちゃんおばあちゃんが、遊んでいる子どもに「何歳なの?」と話しかけたりしている光景。そんな微笑ましい光景も良く目にするそうです。
核家族が増える中、なかなか会えないおじいちゃん、おばあちゃん。ご年配の方と触れ合う機会は子どもにとって大事な事ですよね。それがここでは自然と会話が生まれ、繋がりが生まれる。
本も読めて、ご飯も食べれて、子どもは遊べて、人と触れ合え、景色も楽しめて、のんびり過ごせる。
三世代が楽しめる、納得の贅沢な場所です!
4F 読み聞かせスペース
読み聞かせのエリアです。
大型の絵本も結構置いてあります。家にはない大きな絵本に興奮して、借りていく子も多いようです。
この部屋で良く目にする光景。「読んで!」とお母さんにその場で読み聞かせをしてもらう子どもたち。読み聞かせを自然とする親子が多いようです。
図書館という空間は親にとっても、”読み聞かせをしてあげたい空間”ですよね。普段、仕事や家事に追われ、寝る前に一冊だけでも!と思っていても、読み聞かせをしてあげる事って実際、なかなか難しかったりしますよね。
だからこそ、図書館では”本だけを楽しめる空間”として、親も「子どもと絵本を楽しむ事」に集中できますね♪
絵本の並べ方は、テーマ別になっていて、「ねこ」「くま」など、動物ごとになっているので、子どもの好きな動物で、本を選んだりできます。電車の好きなお子さんだったら「電車」で選べます。
これは、選びやすいですよね!
いろんな著者の本がテーマごとに別れていると普段手に取らない本も楽しむキッカケになりますね♪
お気に入りの好きな絵本もあると思います。「作家」さんの本をまとめてあったりもします。
季節に合わせて読んであげたい、お母さんが読んであげたい本なども考え、「季節」に関して、「家族」に関して、「言葉」に関してなど、いろんな視点から選びやすいように考えられた並びになっているので、絵本選びが楽しくなりますね♪
小さいお子さんと来られても安心です♪
なんと、授乳室が設備されています!
浄水給湯器も設置されているので、お湯がなくてもミルクが作れちゃう!
さらに、ベビースケールもあります!
これには本当にビックリ!!!
「家では大人用の体重計はあると思いますが、お母さんの体重を差し引いて測らないといけませんよね。1番成長を感じて嬉しい時期なのになかなか家では測れないので、こういう場所で子どもの体の成長も一緒に感じてもらえればなと思います。」
まさか図書館で、こんなに考えてくれて、こんなに嬉しいサービスを提供してくれているだなんて!
高梁市図書館の育児に対する情熱を見ました!!!
子どもトイレもあります。
ちっちゃい子が「幼稚園と一緒だ!」と言いながら使うそうです。可愛いですね♪
幼稚園と同じサイズのトイレだと、子どもも自信を持って排泄出来ますし、お母さんも安心して見守ることができますね。
ガラス張りで開放的な雰囲気になっていますが、小さい子がガラスに気づかず、ぶつかってはいけないので、と配慮して「ヤモリ」のシールを貼っているんです!
ヤモリは”家を守る”とも言われているので、適役ですよね。
読み聞かせスペースのところの壁面のデザインは岡山出身のコチャエさんのデザインで、ブロックを合わせて動物を型どっています。
「これキツネかな~」など、発想が広がりますね。
お母さんが一緒に子育ての雑誌も読めるように同じ空間に配置してくれています。
こういった気遣いも、子育てママには有り難いですね。
つくるあそぶというコーナーがあります。本に、クラフトとか、作り方とか書いてあるので、ここで本を広げながら実際に作ったりもできるそうです!
また、定期的に「キッズクラフト」というイベントも開催されているそうですよ!
「実際に手を動かして、話してみて、なにか新しいものを感じられるように使ってもらえると嬉しいなと思います。」とスタッフさんも話されていました。
材料や折り紙を使って自由に、一緒に、親子で、おともだちと、たっぷり、楽しめそうですね♪
取材中に来館されていた三世代親子
「まだ帰りたくない~!」と声が聞こえ、見てみると先程山本さんがお話されていた”三世代親子”発見です!とても楽しそうに過ごされていたので、写真をお願いした所快くOKしてくださいました(^^)
横浜から帰省された親子(母・男の子2歳/男の子6ヶ月)と総社にお住まいのおじいちゃん。本好きなおじいちゃんはよく利用されているそうで、そんなおじいちゃんのオススメで、今回帰省中にご一緒に来館されたそうです★
”おじいちゃんのオススメで図書館に”って素敵ですよね♪
「子どものフロアでは、イスに座ったり床にペタンと座ったり、子どもの好きな姿勢で本を楽しめることがステキでした。まるでお家にいるような感じで、ゆったり好きな本に夢中になる我が子の姿を見て、うれしく思いました。
あと、ベビーカー貸し出しも利用させていただきました。図書館でこんなサービスがあると思わなかったので、とっても助かりました。」とお話してくださいました!
相互返却の事も知っておられて、「おじいちゃんに返してもらえるので借りて帰って、こっちにいる間に子どもとゆっくり読みます。」と何冊か絵本を借りて帰られました。
次回帰省された際も、ぜひまたおじいちゃんに連れてきてもらってください♪
ご協力ありがとうございました。
4F 多目的室
イベント
夏休みだと時期に合わせて、昆虫のイベントなどがあるそうです。
昆虫に詳しい方が地域におられてどういう仕掛けを作ると昆虫がやってくるとか、どういうふうにつかむと昆虫に優しいのかとか、本を見ながらお話してもらうイベントだそうです。
父の日には、多目的室でプラ板でしおりを作るというイベントを開催したそうです。
「お子さんが作ってる間、お父さんは本を読んでいて作った後にプレゼントするというちょっとしたサプライズでほっこりしちゃいました。」とエピソードを聞かせて頂きました。
親子で楽しめる企画・子どもが楽しむ企画、様々。
イベントの企画はスタッフのみなさんで出し合って決めているそうです。昆虫のイベントは、男性スタッフが、「僕が子どものころはこういうのがやりたかった」と言って企画。
こういった経験もこの高梁市図書館ならではのイベントですね!
お母さんに喜んでもらうイベントも用意されていて、人気なのが多目的室でやっているヨガのイベント。子どもは本を楽しんで、その間、お母さんはヨガを楽しんで。ヨガが土曜日の朝なので、お父さんに任せてお母さんだけゆっくりヨガを楽しみにくる事もできているそうです!
「その他にも、お子さん自身が興味があってしたいイベントとかお母さんが体験させたいイベントもいろいろと企画しています。」とのことです!
読み聞かせも、もちろんされています。
ボランティアの方が協力してされていて、たまにピアニカ使って音楽の教室の日もあるそうです!
楽しそうですね!
そんなイベントに合わせて図書館に来られる方も多いそうです。
地域の方には吉備ケーブルというケーブルテレビ内の番組で情報を発信しているそうで、週に2回ほど、おすすめの本やイベントの情報などをご紹介しています。
「新しい本が入ったのか!行かなきゃ!」とテレビから情報を得て、来館される場合も多いようです。
スタッフが出演するので、「○○さん出とったじゃろ」なんて言われたりしながら、地元の方ともワキアイアイと、仲良く過ごされている素敵な図書館のようです♪
イベント情報は高梁市図書館HPのイベント項目から随時確認出来ます
HP▶︎ https://takahashi.city-library.jp/library/ja/event_list/201708
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