とある書店員さんにとても面白い絵本を紹介いただきました!
「ガストンのきぶんをととのえるえほん」
シリーズで3冊発売されていて、
『おこりたくなったら やってみて!』
『かなしくなったら やってみて!』
『こわくなったら やってみて!』
の3冊があります。
目次
子供が自分で自分の嫌な感情に気づき心を整える
まず、おもしろいのが、うちの子供はもう小学生で絵本は好きですが、そろそろ絵本を卒業しかけていますが、そんな子供でも楽しめるのはもちろん、とっても役に立ちます!
最近、すぐに怒ったり泣いたりするうちの子供・・・それに対して、やめて欲しいなと思いながらも理屈で説明しても伝わるわけないし、ただなだめているだけでは違う気もする。そんなことで悩むほどではなくても困ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
そんな時はこのガストンがおすすめです!
未就学児でも一緒に読めるぐらいの絵本ですし、キャラクターのガストンも可愛いです!このガストンは自分の感情によってタテガミの色が変わるユニコーンなんです。
そんなガストンと一緒に、「怒りたくなったら」「悲しくなったら」「怖くなったら」、そんな時に、楽しみながらできる呼吸法のメソッドを実践できるようになっているんです!
フランスの児童心理学をもとにしていて、フランスをはじめヨーロッパでは、子供たちが自分のネガティブな感情を自分で整えることができるように、3歳ぐらいから絵本を使って感情コントロールを教えるそうです。
いや〜な感情が湧き上がってきた時に、子供たちが自分でその感情に気づき、それを呼吸法でコントロールすることができるなんてなんて素晴らしいんだと思いました。
大人だと、呼吸法と言われたら、「そんなことで?」「本当に効果あるの?」とか、余計なことばかり考えてできない人が多いと思いますが、実際に子供と一緒にただ絵本を読むように呼吸法もしてみると、子供はやはりこんな体を動かしたり一緒に楽しむ絵本が大好きなので、難しいことは考えず体を動かして実践してくれるんです。
そして、結果、読み聞かせを楽しみながら感情のコントロールができるようになっていくって、とても素晴らしい!
感情コントロールは幸せな人生のために大切
最近では、いわゆるアンガーマネジメントや感情のコントロール法を教える教育も増えているとよく聞きます。
当然ですが、感情のコントロールが上手な人は、衝動的に目の前の誘惑に負けてしまったり、絶対に良くない結果になると分かっているし、しないほうがいいことにも手を出すことも減るはずです。
親であれば、子供には誰でも楽しく充実した人生を歩んで幸せになって欲しいと思うはずです。人が幸せになるためには、絶対に周りの人たちとのいい人間関係を築くことが必要で、そのためにはいわゆるコミュ力が大切になるわけです。
そんなチカラを育んでくれる絵本なのではないかと思います。
家族みんなで楽しんでみて!
お勧めとしては、子供に読み聞かせるだけでなく、このガストンの感情を整える呼吸法のメソッドをぜひ親も一緒に家族みんなで楽しみながら実践してみて欲しいと思います。
子供も親も一緒に楽しく実践していれば、尚更楽しく感じて続けてくれるようになるでしょうし、家族みんなでゲームのように感情と色を結びつけて表現したり、家族の誰かが感情的になった時には家族みんなで一緒に呼吸法をしようといった感じで、常に笑顔でみんなの感情にみんなで向き合ってみると、お互いの感情を理解し合える家族の結束にもつながるでしょうし、子供はきっと周りの人の気持ちに思いを馳せることができる大人になるのではないかと思います。
それは子供が将来いい人間関係を手に入れて幸せに生きるための重要な強みとなるのではないでしょうか。