今回はおすすめ絵本★ご紹介
先日、グローバルに活躍されている女性からイギリスで出版されている絵本のフランス語版をおすすめしてもらいました!
こちらがフランス語の絵本。
わたしは、全く読めません (汗)。表紙のみですが、絵と文字の雰囲気がオシャレです。
こちらが原書になる英語の絵本。
『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストで第一位を獲得した人気作
海外の絵本は、日本の絵本とはまた違った”味”がありますね。
原書は表現がストレートでクレヨン達によるストライキなどもあるそうです!
このまま読んであげることができたら、また違った楽しみ方が出来そうです。絵本をキッカケに語学を学びたい!という発想もいいですね!
様々な国の絵本が日本にも存在すること、日本の絵本が海外にも存在すること。国、言語、関係なく、いい絵本は世界で愛され、みんなの手元にやって来る!
この機会に海外の絵本に触れてみましょう♪
日本語に翻訳された絵本がありましたので、今回は日本語版をご紹介♪
『クレヨンからのおねがい!』をご紹介したいと思います★
原書の雰囲気から伝わってくる子どもが書いたと思わせる様なわざと崩した様な文字の可愛らしさ。
フランス語と日本語の絵本にも表現されていますね。
『クレヨンからのおねがい!』と聞いて発想する事は、様々あります。クレヨンからの主張は、きっと持ち主や使う人によるでしょうね。
このクレヨンたちの持ち主はケビン。
きっと”お絵かきが好きで、お絵かきが上手な、小学生低学年くらいの優しい男の子”。絵はとっても上手!書いてある絵に温かみを感じました。ケビンが何歳かはお話の中には書いてありません。
そんなケビンが絵を書こうとすると、箱の上にたくさんのお手紙が…いつも使っているクレヨンたちから。
クレヨンたちのユーモア溢れる表現で書かれた手紙は、子どもたちの想像力に働きかけることでしょう。それぞれの色の特徴、その色に対するイメージ。それとは異なったクレヨンたちの主張。
それが一通ずつ封筒に入っていて、見開きでバーン!と手紙そのものと主張が!手紙の内容が結構ビッシリです!
手紙の文字はそれぞれの色の”性格”が読み取れる様な、個々、違った雰囲気で書かれていて、とても個性があります。
働きすぎだから休みたいと主張するクレヨン、もっと使ってほしいとお願いするクレヨン、違うものを描いてみたいと主張するクレヨン・・・、やさしいクレヨン、心配症のクレヨン、ちょっぴり怒りんぼのクレヨン、なかにはケンカをするクレヨンたちまで。
ケビンと共に生活しているクレヨンたちの世界。その中で生まれたクレヨンたちの貴重な意見。それを全部読み終えたケビンの書き上げたひとつの絵。ケビンのクレヨンを想う優しさを感じました。
この絵本、楽しく読めるのは幼稚園くらいの子どもから小学生低学年ぐらいだと思います。身の回りのものが話し始めたらというファンタジーは、物を大切にする気持ちを育んでくれる気もします。
色が表現する感性やイメージも人それぞれで、文化によっても違うわけです。そんな感性を自由に伸ばしてあげるのには、とっても良い絵本ではないでしょうか。