本屋さんの魅力ポータルサイト

今回は【イベント報告】

日時：2018.11月25日(日)＆12月16日(日)
午前の部11:00〜12:00　午後の部14：00～15：00
会場：未来屋書店岡山店
主催：岡山大学大学院教育学研究科（岡崎研究室）
協力：未来屋書店岡山店・ウィー東城店・本屋さんTRIP・劇団 夢幻月

※このイベントは終了しています！

イベント報告「ぬいぐるみとふしぎのもりのほんやさん2018」

 

2018年11月25日〜12月16日までの間、イベントに参加したみんなのぬいぐるみたちが絵本パーティーに参加してきました♪

いってらっしゃいの日と、おかえりなさいの日の2日に渡って開催されたイベントの様子と、ぬいぐるみが子どもに見送られた後の約3週間、ぬいぐるみだけで過ごす「ぬいぐるみお泊まり会」でどのように過ごして来たのか――その様子をご紹介させていただきます。

 

いってらっしゃいの日

イベント開催前に参加したいと応募してくれた20組の子どもたちが日頃から大事にしているぬいぐるみ宛に「ふしぎのもりのほんやさん」から『絵本パーティーの招待状』が届きます。

その招待状を持って、2018年11月25日㈰にイオンモール岡山５Fの未来屋書店岡山店にて開催された~ぬいぐるみとふしぎのもりのほんやさん~の《いってらっしゃいの日》のイベントに、ぬいぐるみと一緒に参加してくれました。

《いってらっしゃいの日》では、｢ふしぎのもりのほんやさん｣の店長でもある大魔法使いとその弟子たちがやって来ました！

みんなが連れてきたぬいぐるみ達が絵本パーティーに参加するため、ぬいぐるみが動けるようになる魔法をかけ、お見送りをします。まずは大魔法使いが、不思議な魔法を２つ披露してくれました。

【ウサギが増える不思議な魔法】では、手のひらにぎゅっと握りしめたウサギに子どもたちが息を吹きかけると、次々にウサギが増えました。子どもたちも親御さんも「えー！」と声を上げてビックリした様子。

【魔法の絵本】では、魔法の絵本にみんなが息を吹きかける度に、絵本に描かれているキャンディがバラバラと落ちてきます！最後に絵本を開いて中のイラストを確認してみると…なんと、絵本に描かれていたはずのキャンディが消えているではありませんか！

この２つの魔法を見たみんなは、大魔法使いの魔法の力を信じはじめました。大魔法使いに「夜になると魔法の時間」と教えてもらい、みんなが寝静まった後、夜になり動き出したぬいぐるみたちが「ふしぎなもりのほんやさん」で絵本パーティーを楽しんでいる様子が上映されました。そして、「ふしぎなもりのほんやさん」で行われる絵本パーティーに、みんなのぬいぐるみが参加出来るように大魔法使いが魔法の呪文をかけるようです！

…ところが、大魔法使いはうっかり魔法の呪文を忘れてしまったようです。そこで紹介されたのは、大魔法使いの弟子、魔法使いの見習いで修行中の姉妹。

真面目な姉ペッパーとお調子者の妹ミント。「ふたり合わせてペッパーミーント！」と決めポーズ！
ふたりの愉快なやり取りに引き込まれ、子どもたちは大笑い。

ぬいぐるみたちに魔法をかける方法を歌で簡単に説明してくれ、魔法のかけ方も教えてくれました。

すると、ぬいぐるみに魔法がかかり「月の力が大きくなる時間に魔法がかかる」つまり、夜の間だけ魔法がかかるそうです。

いよいよペッパーが魔法の呪文を唱えようと、魔法の呪文が書かれた特別な紙を開いたら…ここでまたアクシデントが！！！魔法の呪文が書いてあるはずの紙には何も書かれていません!

魔法の呪文は「金のガチョウの卵を粉々にして混ぜた特別な紙」に書かれています。金のガチョウの卵は魔法の卵だから、気に入った呪文を持ち逃げするんだそうです！
そこで、この本屋のどこかにある「呪文を持ち逃げして卵に戻ったいくつかの金の卵」をみんなで探し出す事になりました！

みんなで協力して集めた金の卵の中には、破かれたひらがなの呪文が入っていました、その文字を繋ぎ合わせて並べてみると、魔法の呪文が解りました！

魔法の呪文は・・・

ろここぐろう

ところがこの魔法の呪文、ペッパーとミントがかけても、大魔法使いがかけてもかかりません。
「きっと、ぬいぐるみたちは子どもたちに魔法をかけてほしいんだ！」と大魔法使いと弟子たちが言います。

そして、みんなで先程教えてもらった【ぬいぐるみに仮初の魂を宿す魔法の呪文のかけ方】で、【ろここぐろう】と魔法の呪文を唱えました！すると、魔法がかかった音が聞こえてきました。

でも、ぬいぐるみたちが動き出すのは「月の力が大きくなる時間に魔法がかかる」つまり夜の間だけ。今はまだ魔法がかかる時間ではないので、そのまま絵本パーティーに送り出します。

ぬいぐるみたちが迷子にならないように、パスポートに名前を書いてぬいぐるみに付け、魔法の箱に預け、ぬいぐるみとしばしのお別れです。
みんなに魔法の呪文をかけてもらったぬいぐるみ達は、「ふしぎのもりのほんやさん」でどんな体験をしてくるのでしょうか――？

おかえりなさいの日

そして、ぬいぐるみ達をお見送りしてから約３週間後の2018年12月16日(日)に開かれた《おかえりなさいの日》です。

みんなの大切なぬいぐるみ達が楽しい旅から帰ってくる日です！ぬいぐるみ達はどんな旅をしたのかな？元気に帰って来るかな？と期待に胸を膨らませた子どもたちがお迎えに来てくれました。

《いってらっしゃいの日》と同じ、イオンモール岡山５Fの未来屋書店岡山店イベント会場には、ぬいぐるみ達を預けた大魔法使いとその弟子のペッパーとミントが来てくれていました。ぬいぐるみ達から手紙を預かってきたそうですが、イタズラ好きな魔法使いに手紙を盗まれ、隠されてしまったようです！

みんなで本屋さんの棚に隠された封筒を探します。すると、イタズラな言葉が書いてある手紙がたくさん出てきました。その中の最後の1通はイタズラ好きな魔法使いからの手紙でした。

手紙には、「ぬいぐるみ達からの手紙を隠したことを反省している、ごめんなさい」と書かれていました。そして、「みんなのぬいぐるみ達からの手紙は魔法の箱の中にある」と書いてありました。

魔法の箱を開けてみると…

みんなのぬいぐるみ達が絵本パーティーから無事に帰ってきました！みんなの元にぬいぐるみ達が戻ります。帰ってきたぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる子どもたち。

そして、イタズラ好きな魔法使いが手紙に書いていた通り、ぬいぐるみ達からの手紙が入っていました。手紙には「ふしぎなもりのほんやさんで絵本パーティーに行ってきて、素敵な絵本を見つけたよ」と書いてあり、その絵本を大魔法使いが読み聞かせしてくれました。

ぬいぐるみ達がおすすめしてくれた絵本は『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』

最後にぬいぐるみが、いつも大切にしてくれている子どもと一緒に読みたい絵本を、それぞれ一冊ずつ選んでプレゼントしてくれました。

この３冊の中のどれかを選んでくれたみたいです。家に帰ってぬいぐるみと一緒に読んでくれているかな？

 

ぬいぐるみたちの思い出

後日…イベント終了から約１週間後、みんなの家に１冊のフォトブックが届きます。
みんなに魔法の呪文をかけてもらったぬいぐるみ達が「ふしぎのもりのほんやさん」で絵本パーティーに参加してきた様子が載っています。

一緒に行ったぬいぐるみ達と仲良く遊んでいる様子や、たくさんの絵本を楽しそうに読んでいる様子が伺える素敵なフォトブックです。受け取った子どもたちも、自分の大好きなぬいぐるみが楽しく過ごせたことを喜んでくれていることでしょう。たくさんの絵本が紹介されているので、絵本を選ぶ参考にも使えそうです♪

まとめ

今回で開催２年目となった「ぬいぐるみお泊り会」。昨年同様、参加した子どもたちは、不思議な魔法を間近で見ることで、ぬいぐるみが動く魔法を信じ、劇団 夢幻月さんによる迫真の演技に引き込まれ、さらにファンタジーな世界に入り込みました。

「ぬいぐるみが選んでくれた絵本のプレゼント」は子どもたちにとって素敵なサプライズになったようです。自分がいつも大切にしているぬいぐるみが自分の元を離れ、「絵本パーティー」に参加して体験してきたことを通して、今まで以上に絵本に興味を持ってくれると幸いです。