絵本の形にまとめあげた昭和の回顧録。
1929年、東京・青山で生まれた著者が、みずから体験してきた昭和の歴史を次世代に残し、今が辛くとも前向きになる人を増やしたいと執筆。
それを読んだ孫が絵を描き、祖母と二人三脚で絵本の形にまとめあげた昭和の回顧録。
91年の年月を超えて語り継ぐべき物語集です。
学校で教わらなかった昭和の市民の生の声が、お子さんでも読みやすいフルカラーイラスト満載で視覚的に分かりやすくまとめられています。
戦争を実際に体験し、それを乗り越えてきた著者だからこそ、平和であることの大切さなど、その言葉一つひとつが胸に響きます。
終戦以前の日本の情景や戦争について語ることのできる人が少なくなっている現在、世代を越えて大切にしたい一冊です。