ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛

富裕層の思考を学ぶために

富裕層はどの国に自分のお金置いた方がいいのか、どこに会社を作った方がいいのかなど、自分の資産をどの国に逃がすのかということを調べてくれるウェルスマネージャーという存在がいます。
資産レベルや状況に応じて、個人の資産を守るために国境を越えてマネジメントしてくれる職業があります。

世界トップ1%の富裕層たちがどのようにして資産を守っているのかということがわかる本です。
これは僕もかなり勉強になりましたし、普通に読み物としてもとても面白いと思います。
例えば、世の中でよくある陰謀論が全世界を支配しているような話があったりしますが、それの実際の中身を理解することができる本です。

これからは国境を超える時代です。
日本や国に縛られる必要は全くありません。
人間は自分が一番幸せになれる場所に行く必要があります。

歴史を遡ると、昔は県と県の境を超えることさえも許されませんでした。移動したりどこで暮らすかということを選べる自由がありませんでした。これと同じことを国は未だにしています。
例えば、日本から出ようとすると出国税として資産の30%が課税されて問答無用で持って行かれます。
皆さんがもし10億円の資産を持っていたとしたら、海外で暮らそうと思っただけで3億円を税金で持って行かれます。
しかもその10億円はちゃんと税金を払って貯めたお金なのに、海外に行くとなったら3億円を持っていかれるわけです。
その辺りを理解した上で、どうすれば資産を守ることができるのかということを教えてくれる内容になっています。

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